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監修者:三並正芳院長

最終更新日:2026/8/10

即日性病検査なら新宿ファストクリニック

【医師監修】
「常在菌」と言われたけれど、本当に常在菌?
~よく誤解される菌について解説します~

性感染症の検査で、
「これは常在菌なので心配ありません。」
「誰でも持っている菌ですよ。」
と言われたことはありませんか?

特に、カンジダ、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、ガードネレラは、「常在菌」と説明されることがあります。

しかし、これらは健康な人から検出されることがある一方で、医学的には単純に「常在菌」とは言い切れない菌でもあります。

今回は、「常在菌」という言葉の意味と、検査結果をどのように考えればよいのかをご紹介します。

そもそも「常在菌」とは?

常在菌とは、もともと体の中に存在し、普段は私たちと共存している微生物のことです。

例えば、腟内には乳酸菌が存在し、病原菌が増えにくい環境を保つ大切な役割を担っています。

このように、健康な状態でも存在し、体にとって役立つ働きをしている菌が代表的な常在菌です。

なぜ「常在菌」と説明されるの?

カンジダやガードネレラ、ウレアプラズマ、マイコプラズマ・ホミニスは、健康な人から検出されることも珍しくありません。

また、検出されたからといって、必ず症状が出たり、治療が必要になったりするわけではありません。

そのため、「誰でも持っている菌ですよ」「常在菌みたいなものですよ」と説明されることがあります。

この説明は患者様に分かりやすく伝えるための表現ですが、医学的にはもう少し詳しく考える必要があります。

実際には「条件付き病原菌」と考えられています

これらの菌は、普段は症状がなくても、
・腟内環境が乱れたとき
・菌が増えたとき
・免疫力が低下したとき
・妊娠中や抗菌薬を使用したあと
など、条件が重なることで感染症の原因になることがあります。

そのため、感染症学では「常在菌」というより、「条件付き病原菌(日和見病原菌)」として考えられることが多い菌です。

一方で、マイコプラズマ・ジェニタリウムは性質が異なり、尿道炎や子宮頸管炎などの原因となることが明らかになっているため、性感染症の原因となる病原菌として扱われています。

「治療不要」とは限りません

「常在菌だから治療しなくていい」
「病原菌だから必ず治療が必要」
このように単純に判断できるものではありません。

実際には、
・症状があるか
・どの菌が検出されたか
・検出された部位
・妊娠の有無や基礎疾患
などを総合的に判断し、治療が必要かどうかを決めます。

つまり、
「検出された=必ず病気」でも、「健康な人から見つかった=ただの常在菌」でもないということです。

検査結果について不安な方はご相談ください

検査結果に菌名が書かれていると、
「治療が必要なの?」「放っておいて大丈夫?」と不安になる方も少なくありません。


菌の種類によって考え方は異なり、症状や診察結果も含めて総合的に判断することが大切です。

当院では、患者様一人ひとりの症状や検査結果に合わせて、治療が必要かどうかを丁寧にご説明いたします。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。